Claude Code

Claude Code 2026 年 3 月アップデートまとめ — hooks 大幅強化・/effort・MCP elicitation・Opus 4.6 の 1M コンテキスト

2026 年 3 月の Claude Code アップデート (v2.1.64〜v2.1.89) から、開発現場で押さえたい変更を厳選して紹介します。hooks の条件付き実行や新イベント、/effort による思考リソース制御、MCP の elicitation 対応、Opus 4.6 の 1M コンテキスト化など、AI 駆動開発のクリエイティブスタジオが実務目線でまとめました。

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Claude Code は週単位で更新が入る、進化の速いツールです。FIXIT では毎月のリリースを実務で追いかけ、効いた変更を社内に共有しています。本記事は 2026 年 3 月 (v2.1.64〜v2.1.89) のアップデートから、開発現場で押さえておきたいものを厳選したまとめです。

hooks がより細かく制御できるようになった

3 月は hooks 周りの強化が際立ちました。AI 駆動開発でガードレールを組む上で、見逃せない変更が揃っています。

  • if フィールドによる条件付き実行が加わりました。hooks に権限ルール構文(例: Bash(git *))で実行条件を指定でき、毎回プロセスを起動する無駄を減らせます。
  • defer 権限の決定が使えるようになりました。PreToolUse hook が defer を返すと、ヘッドレスセッションがツール呼び出しの手前で一時停止し、-p --resume で hook を再評価できます。承認を挟む自動化に向きます。
  • 新しい hook イベントも増えました。ディレクトリ移動やファイル変更に反応する CwdChanged / FileChanged(direnv のような環境管理に有用)、タスク生成時の TaskCreated、API エラーでターンが終わったときの StopFailure、コンパクション後の PostCompact が追加されています。

hooks の基本的な使い方は Claude Code の hooks で品質を底上げする 5 つの実用パターン も参照ください(設定スキーマは更新されることがあるため、最新は公式ドキュメントでの確認をおすすめします)。

/effort で思考リソースを場面ごとに調整

モデルの effort(思考の深さ)レベルを切り替える /effort スラッシュコマンドが追加されました。さらにスキルやスラッシュコマンドの frontmatter でも effort を指定でき、呼び出し時にレベルを上書きできます。

軽い作業では effort を下げてコストと速度を優先し、難所では上げて深く考えさせる、といった使い分けがしやすくなりました。

MCP の対話性が向上 — elicitation 対応

MCP サーバーがタスクの途中で構造化された入力を求められる elicitation に対応しました。フォーム入力やブラウザ URL を通じて、実行中に必要な情報をユーザーに尋ねられます。Elicitation / ElicitationResult hook で、その応答を介して上書きすることも可能です。あわせて MCP の OAuth が RFC 9728(Protected Resource Metadata discovery)に対応し、認証サーバーの発見が標準化されました。

スマホ連携への布石 — --channels(リサーチプレビュー)

--channels が登場しました。MCP サーバーがメッセージをセッションに push できるほか、権限リレーによってツールの承認プロンプトを手元のスマートフォンに転送できます。まだリサーチプレビューですが、「離席中もエージェントの確認に応じる」運用の布石になりそうです。

Opus 4.6 が 1M コンテキスト・大きな出力に対応

Max / Team / Enterprise プランで、Opus 4.6 の 1M トークンコンテキストがデフォルトで使えるようになりました。さらに Opus 4.6 の出力トークン上限が 64k、Opus 4.6・Sonnet 4.6 の上限が 128k に引き上げられています。大規模リポジトリの読み解きや、長い生成を伴うリプレイス作業で効いてきます。

worktree の使い勝手向上

claude --worktree に、大規模モノレポで必要なディレクトリだけを sparse-checkout する worktree.sparsePaths 設定が追加されました。EnterWorktree セッションから抜ける ExitWorktree ツールも用意され、並行作業の取り回しが楽になっています。

まとめ

2026 年 3 月は、hooks の表現力強化を軸に、/effort や MCP elicitation といった「エージェントの挙動を細かく作り込む」機能と、Opus 4.6 の 1M コンテキスト化のような「土台の拡張」が同時に進んだ月でした。とくに hooks の条件付き実行と新イベントは、AI 駆動開発で品質ガードレールを組むうえで効いてきます。

FIXIT では、こうした AI 開発ツールのアップデートを実務に取り込み、チームの生産性に還元する AI 開発ツール定着支援 を提供しています。AI 駆動開発そのものの考え方は AI 駆動開発とは?従来開発との違い・進め方・導入効果を実例で解説 で解説しています。

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