追加されました。ただし価格には期限があります
Google の Gemini 3.7 Flash が、2026 年 8 月 13 日から GitHub Copilot で使えるようになりました。
先に押さえておきたいのは料金です。API の価格はモデルカードに期限つきで書かれています。
| 期間 | 入力 (per MTok) | 出力 (per MTok) |
|---|---|---|
| 〜 2026 年 12 月 31 日 | $0.75 | $3.75 |
| 2027 年 1 月 1 日 〜 | $1.50 | $7.50 |
入力も出力も、ちょうど 2 倍です。残りは 4 か月ほどしかありません。
ただしこれは API を直接叩く場合の話で、GitHub Copilot から使うぶんには Copilot 側の課金体系で動きます。どちらの使い方をするかで、急ぐ理由があるかどうかが変わります。
何が来たのか
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入力モダリティ | テキスト・画像・音声・動画 |
| 出力 | テキスト |
| コンテキスト | 最大 100 万トークン |
| 最大出力 | 64K トークン |
| ナレッジカットオフ | 2026 年 3 月 (一部領域は 2025 年 1 月) |
コンテキストの 100 万トークンと、出力の 64K が目立つところです。長いドキュメントを丸ごと読ませる用途や、大きめのコードベースを一度に渡す使い方で効いてきます。
前世代との関係
モデルカードには Gemini 3.7 Flash is based on Gemini 3.6 Flash と書かれています。中核となる推論部分に algorithmic improvements を入れたもの、という説明です。
ゼロから事前学習をやり直した新モデルではありません。 番号は上がっていますが、位置づけとしては改良版です。
この点は評価の手間に効きます。前世代で挙動を把握しているなら、確認すべき差分は限られます。
Copilot でどう使えるか
対象プランと管理者の作業
対象は Pro・Pro+・Max・Business・Enterprise です。
Business と Enterprise では、管理者が Copilot 設定でポリシーを有効化しないと、開発者のモデル一覧に出てきません。 ここは前回の MAI-Code-1.1-Flash の追加と同じ構図です。
ロールアウトは段階的に進むとされているので、有効化したのに出てこない場合は、設定の失敗と決めつける前に少し待ってください。
使える場所
| 使える |
|---|
| Visual Studio Code / Visual Studio |
| Copilot CLI / GitHub Copilot cloud agent |
| GitHub Copilot アプリ |
| JetBrains 系 IDE / Xcode / Eclipse |
主要な入り口はひととおり揃っています。
FIXIT価格が 2 倍になるなら、今のうちに乗り換えたほうがいいの?
Hayate使い分けの目安は、API を直接叩くかどうかです。Copilot からしか使わないなら期限は関係ありません。
FIXIT
Hayate急ぐのは検証だけです。単価が変わっても成立する見積もりかを、年内に確かめておけば十分です。
どこで使うか
使い分けの目安を 3 つに絞ります。
1. 長いコンテキストが要るとき。 100 万トークンは大きめの部類です。設計書とコードをまとめて渡すような使い方では、分割の手間が減ります。
2. テキスト以外を入力するとき。 画像・音声・動画を受け付けるので、スクリーンショットや録画を渡す用途に向きます。出力はテキストのみです。
3. 単価を抑えたいとき。 導入価格の $0.75 / $3.75 は安い部類です。ただしこの理由で選ぶ場合は、2027 年 1 月に条件が変わることを見込んでおいてください。
逆に、前世代の Gemini 3.6 Flash で足りているなら、急いで移る理由は薄いはずです。ベースモデルは同じで、入っているのは推論面の改善です。
評価するなら何を見るか
API で本番に載せる可能性があるなら、年内に見積もりを固めてください。 単価が 2 倍になる前提で計算し直したときに採算が合うかどうかが、判断の分かれ目になります。
Copilot からしか使わないなら、期限は気にしなくて構いません。 モデルを選べるようになったこと自体が変化なので、実際のタスクで前世代や他のモデルと比べるだけで十分です。
まとめ
| 論点 | 結論 |
|---|---|
| 提供開始 | 2026 年 8 月 13 日、段階的にロールアウト |
| 対象プラン | Pro・Pro+・Max・Business・Enterprise |
| 管理者の作業 | Business・Enterprise はポリシーの有効化が必要 |
| コンテキスト | 入力 100 万トークン / 出力 64K |
| API の導入価格 | $0.75 / $3.75。2026 年 12 月 31 日まで |
| 改定後 | $1.50 / $7.50 (2 倍) |
| 前世代との関係 | Gemini 3.6 Flash ベースのアルゴリズム改善 |
期限つきの価格は、あとから条件を変えられます。急ぐべきなのは乗り換えではなく、検証です。
