Max 20x が Ultra になりました|5 時間制限が外れるのは確認済みのアカウントです
Claude の月 200 ドルのプラン Max 20x が、Ultra という名前になりました。公式ヘルプの Ultra の記事には「The Max 20x plan is now called the Ultra plan.」とあり、既存の契約者は価格据え置きで自動的に移ります。
「5 時間制限がなくなる」と受け取られがちですが、条件が付いています。5 時間制限がないのは、Anthropic による確認が済んだアカウントだけで、週間の上限は残ります。未確認のアカウントは、一時的な制限を受けます。
本記事は、Anthropic の Ultra プランの公式ヘルプ、Max プランの公式ヘルプ、Claude Code とプランの公式ヘルプ、料金ページの 2026 年 10 月 31 日時点の記載をもとに構成しています。一次情報に無い数字や仕様は書いていません。Anthropic の発表ページは見つからず、記載があったのはヘルプセンターと料金ページです。改称がいつ行われたかは、どのページにも書かれていません。
当サイトの過去の記事にある「Max 20x」は、いまの Ultra にあたります。毎月の API クレジットは Claude Max / Team の毎月 API クレジット、Fable の扱いは Claude Fable の料金とプラン別の使い方にまとめています。
何が変わったか|名前・価格・移行
公式ヘルプに書かれている Ultra の内容は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | Max 20x が Ultra に変わった |
| 既存の契約者 | 自動的に Ultra へ移る。価格の変更はない |
| 月額 | 200 ドル (Web 契約)。モバイルアプリでは、プラットフォームによって異なる場合がある |
| 支払い | 月払いのみ |
| 利用量 | Pro の週間利用量の 10 倍 |
| 5 時間制限 | 確認済みのアカウントにはない |
| 含まれるもの | 新モデル・新機能への優先アクセス、Claude Code、Cowork での長い複数ステップの作業、毎月の API クレジット |
Max は月 100 ドルのままで、Pro の 5 倍の利用量が 5 時間ごとと週ごとにあります。Max のヘルプでは、もっと使いたい場合の選択肢として Ultra プランが案内されています。公式ヘルプと料金ページの表記は「Max」だけで、「Max 5x」という名前は使われていません。本記事では、旧 Max 20x と区別するために Max 5x と書く箇所があります。
Ultra の記事には、改称前の Max 20x との倍率の対応は書かれていません。当サイトの過去記事では、Max 20x を「5 時間あたり Pro の 20 倍」と紹介していましたが、Ultra の記事は「Pro の週間利用量の 10 倍」と書いています。倍率の基準が違う可能性はありますが、公式ヘルプはこの違いを説明していないため、どう変わったのかは断定できません。
補足
価格や内容は、Anthropic の判断で変更される場合があると、Ultra の公式ヘルプに明記されています。契約前に、料金ページで最新の表示を確認してください。
日本の利用者には、2026 年 4 月 1 日から全プランの価格に 10% の消費税 (JCT) が別途加算されています。ヘルプセンターの日本の顧客向けの消費税のお知らせによると、Anthropic は適格請求書発行事業者の登録を済ませています。請求の通貨は変わらず、消費税の額は適格請求書に円で記載されます。
5 時間制限の扱いは、確認済みかどうかで分かれます
- 確認済みのアカウント: 5 時間制限がない
- 未確認のアカウント: 一時的な制限がかかる。確認が済むと自動的に外れる
確認は、アカウントや支払いの履歴などの要素をもとに、Anthropic が自動で行います。チェックアウトのときの電話番号の認証は別の手続きで、それを済ませても制限は外れません。公式ヘルプに、確認の具体的な基準や、確認が済むまでの期間は書かれていません。
自分のアカウントが確認済みかどうかは、Settings > Usage で見分けられます。「Current session」のバーが表示されなければ、確認済みです。
flowchart TD
A["Ultra を契約"] --> B{"Settings > Usage に<br/>Current session のバーがある?"}
B -- "ない" --> C["確認済み<br/>5 時間制限なし"]
B -- "ある" --> D["未確認<br/>一時的な制限がかかっている"]
D --> E["確認が済むと<br/>自動で外れる"]
FIXITUltra にしたら、5 時間制限はもう気にしなくていいってこと?
Hayate確認済みのアカウントなら、気にしなくて大丈夫です。代わりに見るのは週間の上限です。
Claude Code の公式ヘルプにも、同じ内容が書かれています。確認済みの Ultra アカウントには 5 時間制限がないので、5 時間制限に達したときにキリの良いところまで続ける仕組み (いわゆる「残業」) は対象外です。この仕組みの詳細は Claude Code の 5 時間制限「残業」にまとめています。一時的な制限が残っている Ultra アカウントでは、制限が外れるまで、この仕組みが Max と同じように働きます。
週間上限は残り、Fable の枠も別にあります
5 時間制限が外れても、利用量は無制限ではありません。Ultra の公式ヘルプには、次の上限が書かれています。
- 全モデルに共通の週間上限がある
- Fable 用の別の週間上限がある
- そのほか、需要に応じて週や月の上限、モデルや機能ごとの上限が適用される場合がある
- サービスが途切れずに使えることは保証しない
週間上限の具体的な数値は、公式ヘルプに載っていません。上限に達したときは、limit reset を使うと週間の残りの枠を満タンに戻せます。使い方は Claude のリセット (limit reset) の使い方に整理しています。Claude Code の公式ヘルプによると、Ultra でも usage credits を有効にすれば、週間上限を超えて使えます。
Fable については、Fable のヘルプに別の記載があります。Max と Ultra では、Fable は標準で含まれていて、週間利用上限の 50% まで追加料金なしで使えます。上限は全モデル共通の週間上限と共有され、Fable は他のモデルより上限の減りが速くなります。この 50% は、上限が上乗せされるという意味ではありません。Ultra の記事にある「Fable 用の別の週間上限」とこの 50% は別のページの記述で、両者の関係は公式ヘルプに説明がありません。そのため、両方をそのまま載せています。
Max 5x と Ultra の違い|公式の記載を並べます
公式ヘルプと料金ページの記載を並べると、次のとおりです。
| 項目 | Max | Ultra |
|---|---|---|
| 月額 (Web 契約) | 100 ドル | 200 ドル |
| 利用量 | Pro の 5 倍が 5 時間ごと・週ごと | Pro の週間利用量の 10 倍 |
| 5 時間制限 | あり | 確認済みならなし |
| 週間上限 | 全モデル共通 + Fable 用の別の上限 | 全モデル共通 + Fable 用の別の上限 |
| 月次 API クレジット | 100 ドル | 200 ドル |
| 支払い | 月払いのみ | 月払いのみ |
料金ページには、Ultra のクレジットは月 200 ドルで、Max の 100 ドルから増えたと書かれています。Ultra の公式ヘルプ本文には、クレジットの金額が書かれていません。
月次 API クレジットは、Max と同じく Claude Code と Claude アプリでは使えません。Claude API などで使うものです。受け取り方や対象の詳細は、Claude Max / Team の毎月 API クレジットにまとめています。
Max の公式ヘルプによると、Max から Ultra に上げた場合、請求期間の残りは日割りで請求されます。月次 API クレジットの受け取りを済ませている場合は、日割りのクレジットがすぐに付与され、次の請求期間からは、クレジットが Ultra の金額になります。
上げるかどうかの判断の進め方
ここからは、公式ヘルプの記載から導いた進め方です。公式の手順ではありません。
- 今のプランで当たっているのが 5 時間制限か週間上限かを、Settings > Usage で見る
- 5 時間制限に当たって作業が止まるのが主な悩みなら、Ultra で解消する見込みがある。ただし確認済みであることが前提になる
- 週間上限に当たっているなら、Ultra でも週間上限は残る。Pro の週間利用量の 10 倍という水準が、今の使い方に足りるかを考える
- Fable を日常的に使うなら、Fable の利用は全モデル共通の週間上限と共有され、他のモデルより上限の減りが速い点を踏まえる
- 月額が 100 ドル上がることと、5 時間制限で作業が止まる時間の損失を比べる
FIXITMax 5x で 5 時間制限にたまに当たるくらいなら、Ultra に上げたほうがいいの?
Hayateコスパで言うと、たまになら上げなくて十分です。決め手は、作業が止まる頻度です。
Max や Ultra の上限に当たったときの工夫は、Claude Code の費用を抑える方法にまとめています。プランを変える前に、使い方を見直して上限内に収まるかを先に試すのがおすすめです。
チームで使う場合は、プランの選択が個人の契約で完結しません。席種や管理者の設定、請求の窓口まで含めて決める必要があります。法人プランの選び方は Claude Code を法人で導入するにはで整理しています。
公式ヘルプに記載が無いこと
次の点は、公式ヘルプに書かれていません。判断に関わる場合は、契約前に Anthropic のサポートなどに問い合わせてください。
- 改称が行われた日と、段階的に展開されるかどうか
- 確認済みの判定基準の詳細と、確認が済むまでの期間
- 全モデル共通の週間上限と、Fable 用の週間上限の具体的な数値
- 旧 Max 20x の倍率との対応
FIXIT の運用|プラン名が変わったときに確認すること
FIXIT は AI 駆動開発のクリエイティブスタジオとして、Claude をクライアントワークの実務に組み込んでいます。ツールのプラン名が変わったときは、価格や倍率の数字よりも先に、自分たちの契約が変わるのか、誰の操作が必要なのかを確認します。今回のように名前だけが変わり、契約が自動で移る場合も、社内の資料や稟議書にあるプラン名は古い呼び名になります。記載を新しい名前に直し、旧名称との対応を一行残しておくと、後から読む人が迷いません。
まとめ
Max 20x は Ultra に改称され、既存の契約者は価格据え置きで自動的に移ります。月額は 200 ドルで、確認済みのアカウントには 5 時間制限がありません。ただし全モデル共通の週間上限と Fable 用の別の上限は残り、無制限ではありません。
次の一歩は、Settings > Usage を開き、アカウントの状態と、いま当たっているのが 5 時間制限か週間上限かを見ることです。5 時間制限で作業が止まっているなら Ultra を検討し、そうでなければ Max のままで問題ありません。
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