2026 年 9 月 22 日 (米国時間)、OpenAI が GPT-6 SolGPT-6 Luna を公開しました。9 月 3 日の GPT-6 Astra に続く GPT-6 系の 2 モデルで、API のモデル ID は gpt-6-solgpt-6-luna です。GPT-5.6 世代にあった Terra に当たる GPT-6 のモデルは、9 月 23 日時点で公開されていません。

組織で Codex や ChatGPT Work を配っている側にとって、このタイミングは都合がよくありません。9 月 14 日に GPT-5.5 の終了 (10 月 14 日) が告知され、置き換え先を GPT-5.6 Sol と案内されたばかりだったからです。その案内が、GPT-6 Sol の公開で書き換わりました。GPT-5.6 Terra を中位のモデルとして使っている場合は、何に寄せればよいのかという疑問も残ります。

この記事では、単価の比較よりも「置き換え先をどれにし、どこを直すか」に重心を置きます。根拠は OpenAI の 発表記事、API ドキュメント、ChatGPT と Codex のドキュメント、GitHub の変更履歴で、いずれも 2026 年 9 月 23 日に確認した内容です。

GPT-6 Sol・Luna で確定していること

項目GPT-6 SolGPT-6 Luna
API モデル IDgpt-6-solgpt-6-luna
公式の位置づけ複雑なコーディングとエージェント作業向け定型で量の多い作業向け。GPT-6 系で最も安価
API 単価入力 $2・出力 $10入力 $0.10・出力 $0.50
コンテキスト長1,050,000 トークン (最大入力 922,000)1,050,000 トークン (最大入力 922,000)
最大出力128,000 トークン128,000 トークン
知識のカットオフ2026 年 4 月 20 日2026 年 5 月 18 日
推論の強度none / low / medium (既定) / high / xhigh / max同左
ChatGPT での提供Work と Codex のみ (Chat は対象外)Work と Codex のみ (Chat は対象外)

単価は 100 万トークンあたりの Standard の金額です。出典は GPT-6 SolGPT-6 Luna のモデルページです。

GPT-6 系は、最上位の Astra、中位の Sol、下位の Luna の 3 段になりました。ChatGPT と Codex のモデルガイド は、複数の手順とツールをまたぐ最も難しい作業に Astra、日常の作業と複雑なコーディングに Sol、結果の良し悪しがはっきりした抽出・分類・変換に Luna を勧めています。ChatGPT の推論強度の選択肢で、Sol は Medium、Luna は High、Astra は Light から始めるよう案内されています。

Sol・Luna という呼び名は GPT-5.6 と同じですが、中身は別のモデルです。設定ファイルやスクリプトでは gpt-5.6-solgpt-6-sol を取り違えないよう、世代まで含めた ID で確認してください。

コンテキスト長と最大出力は GPT-5.6 と同じで、知識のカットオフは GPT-5.6 の 2026 年 2 月 16 日から進んだため、2 月中旬から 4 月 (Luna は 5 月) までに出たライブラリや API の変更を前提にしたコードを書かせるなら、この差が出力の正確さに表れやすくなります。

GPT-5.6 から変わった料金と見積もり方

API 単価 — GPT-5.6 のプロモーション価格から Sol は半額、Luna の出力は約 58% 減

API の料金ページ の Standard の単価を、新旧 6 モデルで並べます。単位は 100 万トークンあたりの USD です。

モデル入力キャッシュ入力キャッシュ書き込み出力272K 超の入力 / 出力
gpt-6-astra$10$1.00$12.50$50$20 / $75
gpt-6-sol$2$0.20$2.50$10$4 / $15
gpt-6-luna$0.10$0.01$0.125$0.50$0.20 / $0.75
gpt-5.6-sol$4$0.40$5.00$20$8 / $30
gpt-5.6-terra$2$0.20$2.50$12$4 / $18
gpt-5.6-luna$0.20$0.02$0.25$1.20$0.40 / $1.80

発表記事は Sol・Luna とも「GPT-5.6 のプロモーション価格と比べて 50% の引き下げ」と書いていますが、実額で見ると下がり方は同じではありません。GPT-6 Sol は GPT-5.6 Sol に対して入力・出力とも半額です。GPT-6 Luna は入力が半額で、出力は $1.20 から $0.50 へ約 58% 下がっています。

比較元の GPT-5.6 Sol の $4・$20 は、料金ページが「少なくとも 2026 年 11 月 21 日まで」提供するとしているプロモーション価格です。The New Stack の報道 によれば、OpenAI の広報担当者は GPT-6 の単価がプロモーションではなく通常の価格だと説明しています。

割増と割引の倍率は GPT-6 Astra と同じです。入力が 272K トークンを超えるリクエストは、リクエスト全体が入力とキャッシュ 2 倍・出力 1.5 倍になります。Batch と Flex は Standard の 50%、Fast mode は 2 倍です。Amazon Bedrock の商用リージョンは直販と同額と料金ページにありますが、9 月 23 日時点の Bedrock のガイド には GPT-6 Sol・Luna がまだ載っていません。

見積もりには、キャッシュ書き込みと 272K 超の割増まで入れる

月額を見積もるときは、入力を 3 つに分けて計算します。

月額 = 非キャッシュ入力 × 入力単価
     + キャッシュ読み取り × 入力単価 × 0.1
     + キャッシュ書き込み × 入力単価 × 1.25
     + 出力 × 出力単価
(272K 超のリクエストは、入力・キャッシュを 2 倍、出力を 1.5 倍で別に計算する)

キャッシュ読み取りの 90% 割引だけを見て「前置きを使い回すほど安くなる」と見積もると、書き込み分が抜けます。GPT-5.6 以降のモデルは、キャッシュ書き込みに非キャッシュ入力の 1.25 倍が課金されます。前置きを頻繁に書き換える使い方では、書き込みの回数が増えて見積もりより高くなります。

どこで使えるか — ChatGPT では Work と Codex だけ

利用面GPT-6 SolGPT-6 Luna
ChatGPT の Chat対象外対象外
ChatGPT Work・Codex (ChatGPT サインイン)Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu同左。Free と Go はデスクトップアプリのみ
Codex クラウド選べない (既定モデルは変更不可)非対応
Codex (API キー認証)API の組織・プロジェクトの提供に従うAPI の組織・プロジェクトの提供に従う
OpenAI APIgpt-6-solgpt-6-luna
GitHub CopilotPro+・Max・Business・EnterprisePro・Pro+・Max・Business・Enterprise

ChatGPT と Codex の範囲は、Codex の変更履歴 の 9 月 22 日の項と 料金ページ で確認しました。どちらも段階的な展開で、同じプランでも選べるようになる時期は前後します。

Enterprise は既定で無効 — 管理者がモデルごとに有効化する

ワークスペースのモデル提供に関するドキュメント は、Enterprise のワークスペースでは GPT-6 Sol と GPT-6 Luna が公開時点で既定で無効だと明記しています。管理者がモデルを 1 つずつ有効にするまで、メンバーは選べません。

ここで見落としやすいのは、利用者側の設定では解決しないという点です。手元の config.toml にモデル名を書いても、ワークスペースの制御は上書きされません。現場から「GPT-6 Sol が選べない」と問い合わせが来たら、公式ドキュメントが示す次の 4 点を順に確認します。

  1. どの利用面で、どのサインイン方式を使っているか
  2. ChatGPT ワークスペースなのか、API の組織・プロジェクトなのか
  3. その認証の範囲でアクセス制御がどうなっているか
  4. 使っているクライアント (デスクトップアプリ・CLI・IDE 拡張・Codex クラウド) がモデルに対応しているか

既定モデルを変えることと、モデルを使えるようにすることも別の操作です。既定を GPT-6 Sol にしても、有効化していなければ利用者は使えません。

Codex クラウドと API キー認証の Codex は別扱い

Codex クラウドは、ChatGPT プランでは GPT-5.6 Sol で実行されます。モデルガイド には「現時点では Codex クラウドの既定モデルを変更できない」とあり、ローカルのクライアントを GPT-6 Sol に揃えても、クラウドのタスクだけは GPT-5.6 Sol のまま残ります。GPT-6 Luna のモデルカードでは、Codex クラウドが非対応と記載されています。

API キーで認証した Codex は、ChatGPT のワークスペースではなく、キーに紐づく API の組織とプロジェクトで使えるモデルが決まります。ChatGPT 側で有効化しても API キー側には反映されない点は、GPT-6 Astra のときと同じです。

GitHub Copilot はプランで分かれる

GitHub の変更履歴 によると、GPT-6 Sol は Copilot Pro+・Max・Business・Enterprise、GPT-6 Luna は Pro から使えます。どちらも従量課金の対象です。Business と Enterprise では、新しいモデルを自動で有効にする既定の設定が残っていれば、管理者の操作なしで有効になります。Copilot 側で 10 月 19 日に廃止される旧モデルと推奨代替は、GitHub Copilot のモデル廃止の記事 にまとめています。

Codex の利用枠 — クレジット単価と 5 時間あたりの目安

ChatGPT プランで Codex を使う場合、気になるのは API の単価より「どれだけ使えるか」です。Codex の料金ページ には、100 万トークンあたりのクレジット単価と、5 時間あたりのローカルメッセージ数の目安が載っています。

モデルクレジット (入力 / キャッシュ入力 / 出力)Plus・Business の目安Pro 5x の目安Pro 20x の目安
GPT-6 Sol50 / 5 / 25015〜15070〜700300〜3,000
GPT-6 Luna2.5 / 0.25 / 12.5350〜3,0001,750〜14,0007,000〜56,000
GPT-5.6 Sol100 / 10 / 50010〜10050〜500200〜2,000
GPT-5.6 Terra50 / 5 / 30025〜200125〜1,000500〜4,000
GPT-5.6 Luna5 / 0.5 / 30250〜2,0001,250〜10,0005,000〜40,000

Business は Standard Business の目安で、Plus と同じ値です。GPT-6 Sol の目安は GPT-5.6 Sol より多く、GPT-5.6 Terra より少なくなっています。GPT-6 Sol のクレジット単価は、入力が GPT-5.6 Terra と同じで出力は安いのに、目安は GPT-5.6 Terra のほうが多くなっています。料金ページ自身が「クレジット単価だけでは、プランに含まれる利用量は決まらない」と書いており、この目安は固定の上限ではありません。Fast mode は Standard の 2.5 倍のクレジットを使います。

GPT-6 Terra は 9 月 23 日時点で公開されていない — GPT-5.6 Terra を使っている場合の判断

公式に書かれていること・書かれていないこと

9 月 23 日時点で確認できた範囲を、API と ChatGPT・Codex に分けて並べます。

確認した項目APIChatGPT・Codex
GPT-6 Terraモデル一覧に無い。モデルページも存在しないモデルガイドに記載が無い
GPT-5.6 Terra の位置づけおすすめのモデルに残る (知能とコストの釣り合い)「展開期間中は残る」
GPT-5.6 Terra の非推奨・終了日非推奨の告知は無い終了日の記載は無い
使い分けの説明変更なし「Astra・Sol・Luna の選び方」に変わり、Terra が外れた
旧モデルの置き換え先としての Terrao4-mini などの推奨代替として残るGPT-5.4 の置き換え先が GPT-5.6 Terra から GPT-6 Sol に変わった

根拠は API のモデル一覧非推奨の一覧、ChatGPT と Codex の モデルガイド です。発表記事にも Terra への言及はありません。

API では、GPT-5.6 Terra は 10 月 23 日に終了する o4-mini の推奨代替にもなっています。

一方で、「GPT-6 Sol が GPT-5.6 Terra の後継である」「GPT-5.6 Terra の提供を終える」という明言は、どの公式ページにもありません。報道では The New Stack が「現時点で GPT-6 Terra は無い」と書いていますが、これも今後の予定には触れていません。

GPT-6 Sol と GPT-5.6 Terra の単価を比べる

API の単価では、GPT-6 Sol の入力・キャッシュ入力・キャッシュ書き込みが GPT-5.6 Terra と同額で、出力は $12 から $10 へ約 17% 安くなります。同じトークン量であれば、Terra から GPT-6 Sol に移しても費用は同じか下がる計算です。知識のカットオフも 2 月 16 日から 4 月 20 日に進みます。

ただし Codex の 5 時間あたりの目安では GPT-5.6 Terra のほうが多く、Plus で 25〜200 に対して GPT-6 Sol は 15〜150 です。ChatGPT プランの枠の中で回数を多く使いたいチームにとっては、移すと回せる数が減る可能性があります。

使い続ける場合と移す場合の判断基準

判断は、どの経路で Terra を使っているかで分かれます。

API で gpt-5.6-terra を固定しているなら、急いで移す理由はありません。非推奨の告知は出ておらず、一般提供モデルは提供終了の少なくとも 6 か月前に通知すると OpenAI は定めています。告知を待ってから移っても半年以上の猶予があります。単価が同等以下になる GPT-6 Sol を、自社の代表的なタスクで先に比べておくと、告知が出たときに判断が早くなります。

ChatGPT サインインの Codex で Terra を既定にしているなら、GPT-5.5 の置き換えと同じタイミングで GPT-6 Sol に寄せる選択肢があります。期限は示されていませんが、Codex での GPT-5.4・GPT-5.5 の置き換え先の案内はすでに GPT-6 Sol です。回数の目安が減るため、枠の消費が気になるチームは Luna との併用も検討してください。

FIXITFIXIT

Terra の終了日が出てないなら、放っておいていいんじゃないの?

KanameKaname

API ならそれで構いません。Codex で既定にしている場合は事情が違います。

FIXITFIXIT

えっ、何が違うの?

KanameKaname

GPT-5.5 の置き換えで設定を触ります。Terra の設定も同じ手順で直せば、作業が 1 回で済みます。

移行の段取り — 10 月 14 日の GPT-5.5 終了と一緒に片付ける

置き換え先は 8 日で GPT-5.6 Sol から GPT-6 Sol に変わった

GPT-5.5 は 2026 年 10 月 14 日に、ChatGPT・ChatGPT Work・Codex の全プランから外れます。9 月 14 日の変更履歴では、ChatGPT サインインの Codex の置き換え先は GPT-5.6 Sol でした。GPT-6 Sol の公開後、モデルガイドの案内は次のように書き換わっています。

  • Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu は GPT-6 Sol (gpt-6-sol)
  • Free と Go はデスクトップアプリの GPT-6 Luna (gpt-6-luna)

9 月 14 日の告知を受けてすでに GPT-5.6 Sol へ切り替えたチームは、GPT-5.6 Sol が「展開期間中は残る」とされているため、すぐに止まるわけではありません。ただ、案内に沿うなら GPT-6 Sol への再切り替えが必要になります。OpenAI API の GPT-5.5 は、この終了の対象外です。8 月 31 日に終わった GPT-5.4 について、当時の手順は Codex の GPT-5.4 終了の記事 にまとめています。

ChatGPT サインインの Codex で直す場所

公式ドキュメントが gpt-5.5 を置き換える場所として挙げているのは次のとおりです。GPT-5.6 Terra や GPT-5.6 Sol から GPT-6 Sol へ移す場合も、同じ場所を見ます。

  1. ワークスペースの既定モデル (Chat 用と Work・Codex 用で別に設定できる)
  2. 利用者が保存したモデル設定 (config.tomlmodel)
  3. 管理された設定 (managed configuration)
  4. カスタムエージェント
  5. スケジュールタスク
  6. codex exec --model などでモデルを指定しているスクリプトやコマンド

Enterprise では、この作業の前に GPT-6 Sol を有効化しておきます。順番を逆にすると、既定だけが GPT-6 Sol に変わって利用者が使えない時間帯ができます。

API でモデル ID 以外に変えるもの

GPT-6 への移行ガイド は、モデル ID の差し替えに加えて次の点を確認するよう求めています。

  • Sol と Luna は none の推論強度に対応しています (Astra は非対応)。minimal を使っていた場合は low から比べます
  • Chat Completions で関数呼び出しを使えるのは reasoning_effortnone のときだけです。推論とツールを組み合わせるなら Responses API に寄せます
  • none 以外の推論強度では、temperaturetop_ptop_logprobs を外します
  • GPT-5.5 以前から移る場合は、prompt_cache_retentionprompt_cache_options.ttl に置き換えます。指定できる値は "30m" だけです
  • EU のデータレジデンシーは Standard の処理でしか使えません
{
  "model": "gpt-6-sol",
  "reasoning": { "effort": "medium" },
  "prompt_cache_options": { "ttl": "30m" },
  "input": "..."
}

発表記事によると、GPT-6 では推論強度の変更やツールの有効・無効の切り替えでキャッシュが無効にならず、キャッシュ対象の前置きの終わりも明示的に指定できます。途中で推論強度を上げ下げする実装では、移行の前後でキャッシュのヒット率と課金額を比べてください。

ベンチマークの読み方 — 誰がどの条件で測った数値か

発表記事の数値は、OpenAI が研究環境または API で測ったものです。競合の Claude のスコアは Anthropic の公開値からの引用で、Claude Fable 5.1 の値が無い項目は Claude Fable 5 の値で代用したと注記されています。比べる側の推論強度も揃っていません。

評価GPT-6 の結果比較相手と条件1 タスクあたりの費用
AutomationBench 1.0.6Sol (xhigh) 33.2%Opus 5 (max) 26.9%、Fable 5.1 (max) 31.4%、Astra (low) 30.3%Sol は $0.27。Sol に対して Astra は 3.9 倍、Opus 5 は 11.1 倍、Fable 5.1 は 8.9 倍超
DeepSWE v1.1Sol (max) 68.8%、Luna (max) 66.6%Fable 5 の最高値 69.9% (xhigh)Sol は Fable 5 より約 80% 安い
OSWorld 2.0 offlineSol (xhigh) 60.5%Opus 5 (medium) 60.3%Sol は Opus 5 より約 80% 安い

AutomationBench の Claude Fable 5.1 は、約 40% のタスクで Claude Opus 5 に処理が切り替わっており、切り替え後の費用は報告されていません。表の「8.9 倍超」はその分を含まない値です。AutomationBench は GPT-6 Sol が xhigh で Claude が max、DeepSWE は GPT-6 Sol が max で Fable 5 が xhigh、OSWorld 2.0 は GPT-6 Sol が xhigh で Opus 5 が medium と、どの項目も強度の違う条件どうしの比較です。発表記事は 1 タスクあたりの費用差を強調しています。一方で GPT-6 Sol と Claude のスコアの差は、AutomationBench の対 Opus 5 が 6.3 ポイント、対 Fable 5.1 が 1.8 ポイント、DeepSWE が 1.1 ポイント (Fable 5 が上)、OSWorld が 0.2 ポイントです。

比較相手が Claude Opus 5 であって、同じ日に公開された Claude Opus 5.5 ではない点にも注意してください。GPT-6 Sol と Claude Opus 5.5 を同じ条件で比べた数値は、9 月 23 日時点で公表されていません。モデルを選ぶ根拠にするなら、自社の代表的なタスクを同じ推論強度で流し、スコアと課金額の両方を比べるのが確実です。

同じ 9 月 22 日に公開された Claude Opus 5.5 の変更点は Claude Opus 5.5 の解説 に、GPT-6 Astra と開発ツールの比較は GPT-6 Astra と Claude Code の比較 に、Codex と Claude Code のどちらを組織の標準にするかは Claude Code と Codex の企業導入比較 にまとめています。Cursor 経由で OpenAI のモデルを使っている場合は、GPT-6 Sol・Luna の Cursor での提供状況を Cursor の告知で確かめ、Cursor の OpenAI モデル提供停止の記事 とあわせて判断してください。

FIXIT の運用 — モデルの切り替えを 1 回で済ませる

9 月だけでも GPT-6 のモデルが 2 回公開され、GPT-5.5 の終了も告知されました。FIXIT では、モデル名を指定している場所を一覧にして持ち、告知が出たらその一覧を上から順に直しています。置き換えを決める前には代表的なタスクで新旧を流し、スコアと費用を自分たちの作業で測ってから既定を切り替えます。今回のように置き換え先の案内が途中で変わっても、直す場所が分かっていれば作業は増えません。複数のベンダーのモデルを並行して使うチーム向けの切り替えの手順づくりは、AI 開発ツール定着支援 で手がけています。

まとめ

GPT-6 Sol と GPT-6 Luna は、GPT-5.6 のプロモーション価格から Sol が半額、Luna の出力が約 58% 安くなり、ChatGPT では Work と Codex でだけ使えます (Enterprise は管理者の有効化が必要)。

いま決めることは 3 つです。GPT-5.5 の置き換え先を GPT-6 Sol にすること、Codex で GPT-5.6 Terra を既定にしているなら同じ作業で GPT-6 Sol に寄せるか決めること、API の移行では関数呼び出しとキャッシュの設定を確認することです。

10 月 14 日の前に、まずモデル名を指定している場所を一覧にしてください。組織でのモデル切り替えの段取りや、複数のモデルを使い分ける運用づくりを相談したい場合は、お問い合わせ からご連絡ください。